聴き方、観方、読み方、
ここのところやや体調がすぐれないので、この土日は自宅でおとなしくしていようと土曜午前中に図書館へ行った。
もっとも、予約していたリチャード・バワーズの「われらが歌う時」が先に下巻の順番がまわってきてしまっていたので、上巻が来るまでの保管をお願いするといった用事があったからだが、ついでにこの土日用に「バルテュスの作品集」と吉田修一、藤沢周を1冊づつ借りた。
ぼくは絵画については全く無知で、バルテュスについても、たまたま今年ぼくの部屋に飾ってあるカンレダーがその作品集であるというだけで、そのほかの知識はない。何年か前、NHKのドキュメントでまだ健在の日本人の奥さんを、スイス(だったかな?)の自宅に取材していたのを見たことがある程度。
なんとも不思議な絵で、まるで夢の中に出てきそうな人物(少女が多い)、建物、風景だ。特に少女の挑発的なエロティックさはなんともドキリとさせる。それと人物の特徴的な独特なポーズも印象的。
バルテュスの作品集を見た後に読みかけの堀辰雄や借りてきた吉田修一、藤沢周などの小説を読んでいると登場人物がどうもバルテュスの絵に描かれている人に見えてくる。
ところで、ぼくはこのように絵画もそうだが、音楽にしても、映画にしても、小説にしても、その作品の解説はあまり読まない。・・・というか、読むのが面倒くさい。
だから、だいだい作家と作品くらいは分かるが、体系的に学術的な把握はしていない。
よするに、ただ自分の好みの作品を眺めている、聴いている、ただそれだけで十分なのである。まあ、鑑賞の仕方からいえば、ちゃんと作品を理解していないし、大変アバウトで適当なのだろう。
作家、作品の解説を読んでも、聞いても、すぐに忘れてしまうし、もっともはじめから覚える気がない。
だから、作品の解説書を読む時間があれば、自由気ままに、少しでも多くの、興味のある絵画を見たり、こころ惹かれた音楽を聴き、こころときめかすような小説を読むのが一番の楽しみ。
これが、ぼくの聴き方、観方、読み方。
(先日、草花の名前を覚えようなんて殊勝なことを書いてしまったが、おそらくカタカナの難しい名前などぼくには覚えきれないだろう。あの遊歩道のあの場所に毎年3月下旬頃に咲く、あの群生しているやや赤みがかった黄色の小さな花たち、なんて感じで相変わらず記憶していくことになるのだろう)
(それとずっと好きなアルバム、Hi-Fi Set sings Yumigの特に好きな7曲目が「スカイレストラン」という題名だったことを最近やっと知った)![]()
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